風和通信149号

戦後70年目の「海行かば」

向井 千尋

 

 カラオケの大好きな西田さん(男性 85才)がある日、ふとしたことから「海行かば…」の歌を聴かせて下さいました。私が「それ何の歌?」とキョトンとしていると「あんた若いな~!知らんのかいな?」と笑いながら…「わしなぁ、13才の時に親にだまって志願したんや。そしたら母親にえらい叱られてなぁ。誰もおらへん納屋に連れて行かれて、周りに人がおらへんことを確かめてから、おまえ親に内緒でなんでそんなことするんや!いうて叩かれて泣いて怒られた・・・。」

 「結局、検査で不合格(笑)それからしばらくして終戦になった。ある日、皆で講堂に集められて天皇陛下のお言葉を聞かされたけど、何言うとるのか、全くわからんかった。しばらくして負けたんや、いうことがじわじわ伝わってきた。暑い夏の日やったなぁ。」と身振り手振りで語られる西田さんの少年時代を重ね合わせながら当時を想像しました。

 

 終戦70年の今夏、私も息子を叱って叩いた西田さんのお母さんの気持ちがわかるようになりました。息子を戦争に絶対行かせたくない。子どもたちの未来を守りたい。

音楽の時間
音楽の時間

もくじ

1 戦後70年目の「海行かば」   向井 千尋
2 8月の予定    
3 いっぱい歌いましょう
  松村 京子
4 梅仕事   横山 幹史
5 ふうわなくらし81   福井康文


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