風和通信202号

ついたち市でつながる~ 大西 萌絵

1日が土日の月に『KoALaMode(コアラモード)』として趣味のハンドメイド作品を「ついたち市」に出品させていただいております。
昨年12月の「ついたち市」は、ちょうど日曜ということで出店しました。前回は6月。季節の移ろいを感じられるこの「ついたち市」は私のお気に入りです。焚火の周りで太極拳が始まったり、手描きの凧が上がったり、ウクレレの音色が聞こえたり。美味しいにおいや鮮やかな手仕事作品が並びます。息子たちは境内のご神木の注連縄を見つけ「トトロ出てこないかなー」といつもどんぐりを集めてお供えしています。

この日も、お客様や出店者の皆様と楽しくお話をしているうちにいつの間にか終わりの時間となり、さぁ大変!急いで片付けて今月のスペシャルゲスト『萌友~for you』(フォーユー)さんのお話を聞かなければ!となりました。手芸が好き、障がい者施設に手伝いに行っている、名前に「萌」が入っている『萌友』が、気にならないわけがない!私が今ハマっているTシャツヤーンを制作販売しているWAcKA(わっか)さんもその制作を障害者雇用支援として「作業所」に委託されている。作業所から、プロレベルの商品。誰のアイディアで、どんな仕組みで、どうやって売られているのだろう?と興味深々でした。
 ぽかぽか陽気の中、聞いたお話の内容は、スタッフさんのこと、利用者さん(作り手さん)とのことなど。スタッフさんはハンドメイドが得意な方が自然と集まったそうで、プロ目線のチェックが毎日入ることになるとのこと。また、利用者さんのやる気と成長に繋がるコミュニケーション術をお伺いしたら、「やり直しの指摘をする。」とのことで、その利用者さんは、泣きそうになるけれど、彼らは自ら『やり直す』と言えるところまで成長したと言われていました。自分の作品が売れたらみんなで喜ぶ、それがやる気に繋がる。新卒さんが入りたがるという、若くて活気に溢れている作業所の様子が伝わってきました。なるほど、このポジティブな環境こそ、作品の素晴らしさと奥深さの秘訣を感じました。
作品は「人」だということを改めて感じたお話会でした。

 


もくじ

● ついたち市でつながる~  大西 萌絵
● 2月の予定
● ついたち市のお知らせ
● まちライブラリーの本棚から⑦ つどい場お茶の実 原 美由紀

● 後川の郷 寒茶つくりを体験しませんか?

● 風和黒豆みそを販売します!
● 令和2年度NPO法人風和賛助会員、協賛広告よろしくお願いいたします。
● お礼~ありがとうございます~
● ふうわなくらし134 向井千尋

 

風和通信202号おもて面
風和通信202号おもて面
風和通信202号うら面
風和通信202号うら面

紙面は下のボタンをクリックすると、PDFファイルでごらんいただけます。(ダウンロードもできます。)ぜひご覧ください。

風和通信202号
風和通信202号FB.pdf
PDFファイル 718.6 KB
ささやま里ぐらしステイ

Twitter